絵本紹介 #10
こちらの絵本、私が大好きなのでずっと紹介したかったのですが、他に書くことが続いて 先伸ばしになっていました。
作家Dr.Seuss (ドクター スースー)は、日本には馴染みが少ないのですが、アメリカにいけば 幼児コーナーの一角を占めている、超有名絵本作家さんです。
インターナショナルスクールには必ず彼のシリーズが 本棚に置いてあるでしょう。
2018年冬に日本でも公開された『グリンチ』
の原作はこのDr.Seussです。
うちの園児以上のレッスンでは、しばしば登場するので、生徒さんには身近な絵本作家です。
Dr.Seussといえば、rhyme(ライム 音韻)。
ライムとは、韻を踏んでいる言葉のこと。
つまり、単語の最後の『音』が同じになっています。スペルではなく、音が同じというところがポイントです。
彼の本の1ページの中には ライムが必ず入っています。
ではクイズです。
下のページのどこにライムが入っているかわかりますか?
答えは
houseとmouse 。
カタカナで書くと単語の最後の音『アウス』が同じですね。
歌い継がれているマザーグースや童謡にもたくさんライムが入っていますが、ライムを入れることで 歌のリズムが良くなります。
私たちが普段聴いている音楽にも たくさんライムが使われていますよね。
では次のクイズ。
どこにライムがあるでしょうか?
(ヒントは5組)
答え
全て最後が2組ずつのライムになっていますね。
語呂がよくリズムができて 読みやすくなっています。小さな子でも、何度か読み聞かせを続けていくと、覚えてしまいます。
ただ、この本はこんな調子で永遠に続くので、読み聞かせにはかなり体力を消耗させます。。。
ライムは、日本の幼児英語では馴染みが少ないのですが、アメリカ・イギリスなどでは幼稚園あたりから学び、音の聞き分けスキルを身につけていきます。
単語を同じライムグループにわける作業の繰り返しにより、単語を集中して聞く力が養われ、単語の認識にもつながりリスニング力があがります。
私の英語教室では小学生から、ライムがたくさん盛り込まれた歌のテキストを使います。
歌の中のライム探しは みんな大好きです。
またDr.Seuss シリーズを紹介していきますね。
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